Detail
2024年8月現在、当社が提供しているサービスの90%はデジタル広告です。2010年代の当社は「音楽プロモーション会社」というふわっとした打ち出し方をしていましたが、現在は「音楽業界特化型のデジタル広告代理店」となっています。
今回は、当社がレコード会社/音楽事務所に提供してきたサービスと実績の一部をご紹介します。
<目次>
- 当社が提供しているサービス
- 何が支持されているのか?
└1. ターゲティング技術が高く、ファンベース/再生数を増やせる
└2. 質の高い広告レポートを納品できる - 最後に
当社が提供しているサービス
当社が提供しているデジタル広告のメニューは以下です。
基本的には「アーティストが新譜をリリースした際のプロモーション施策」として広告キャンペーンを実施することが多いです。具体的に言うと、新譜を通じてアーティストの各種ファンベース(Spotifyのフォロワー、YouTubeのチャンネル登録者、Instagramのフォロワーなど)を増加させることを主目的とした広告キャンペーンや「各DSPの楽曲再生数の促進」を主目的とした広告キャンペーンです。
※DSPとは…Digital Service Providerの略称。SpotifyやApple Musicといったデジタル音楽配信事業者のこと。Demand Side Platformのことではありません。
また、実際に配信することが多い広告は、多い順にMeta(Instagram/Facebook)広告、YouTube広告、TikTok広告、X広告となっています。Meta広告は最もファンベース増/DSP再生数増をもたらすことのできる広告で、広告素材/ターゲティングがハマったときのパワーが非常に強力です。その他、Spotify広告やRadiko広告といったような音声広告や、FamilyMartVisionといったデジタルサイネージ広告、TVer広告やdouyin広告(douyinは中国におけるTikTok)などにも対応しています。
なお、クライアントの内訳はレコード会社/レーベル:6割、音楽事務所:2割、その他企業:1割、アーティスト:1割となっております。レコード会社/レーベル、音楽事務所からのご依頼が多くを占めます。1キャンペーンあたりの広告予算は30〜50万円あたりが多くなっています。
何が支持されているのか?
ありがたいことに当社のクライアントは200社超(2024年8月時点)と大幅に増えました。
継続的に発注いただけている理由は以下2点だと認識しています。
- ターゲティング技術が高く、ファンベース/再生数を増やせる
- 質の高い広告レポートを納品できる
1. ターゲティング技術が高く、ファンベース/再生数を増やせるについては一部別のブログでも解説しましたが、当社はターゲティングの最適化技術が高められるような環境への投資を継続的に行っており、広告キャンペーンを通じて量的なパフォーマンスと質的なパフォーマンスを両立することが可能です。
例えば3rd Party Cookieに依存せずにユーザーのデータを計測し、ターゲティング最適化に活かすコンバージョンAPIに対応しております。
▼Gerbera Music AgencyはコンバージョンAPIを実装しました
https://gerbera-music.agency/blog/conversionsapi/
また、広告キャンペーンの評価軸はざっくり「量」と「質」の2つに分類されますが、当社は量的にも質的にも高いパフォーマンスが出せるような知見を保有しています。詳細はぜひ以下の記事をご覧ください。
▼音楽アーティストのデジタル広告施策で追求すべきは「量」なのか、「質」なのか?
https://gerbera-music.agency/blog/quantity-or-quality/
少し古い事例ですが、例えば以下は当社の広告を通じてファンベースを拡大したキャンペーンです。
このキャンペーンではアーティストの配信デビューシングルのプロモーションをご依頼いただきInstagram広告を実施しましたが、結果としてSpotifyフォロワーが10,000人超、Instagramフォロワー/YouTubeチャンネル登録者も大幅に伸長し、東南アジア・南アジアで大きなファンベースを獲得しました。
上記のキャンペーンでは台湾とタイに特化してInstagram広告を配信し、特に台湾リスナーのフォロワーを多数獲得。
最終的にSpotifyの台湾バイラルトップ50の1位にチャートインすることができています。
次に2. 質の高い広告レポートを納品できるについてです。当社では広告施策の分析にあたり「結果」と「成果」を分けて捉えることを意識しています。例えば広告のリーチ数や表示回数、クリック数、コンバージョン数といった数字は全て施策の「結果」です。対して、広告期間中に増加したであろうDSPの再生数やライブラリ追加数、フォロワー数といった数字は「成果」です。
一般的に広告代理店が広告主に提出するのは「結果」が書かれたレポートだと思いますが、音楽業界の場合は前述の通り施策の検証難易度が高いため、そこから一歩踏み込んだものがあったほうが望ましいです。そのため「結果」がどれだけ「成果」に繋がったのかに関する洞察を含めた広告レポートを納品させていただいており、評価いただけております。
▼参考:お客さまインタビュー| ビクターエンタテインメント株式会社さま
https://gerbera-music.agency/blog/client_interview01/
▼参考:お客さまインタビュー| 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズさま
https://gerbera-music.agency/blog/client_interview02/
その他、当社の付加価値として、広告効果を最大化させるためのコンサルティングを行っていることも挙げられます(一般的に広告代理店が提供するサービスは広告の運用とそのレポートのみ)。当社のゴールはご依頼いただいたアーティストのファンベース増加なので、これを実現するために必要なアドバイスは随時行っています。
例えば以下が挙げられます。
- ミュージックビデオやショート動画の多言語翻訳対応
- 成果の挙がるショート動画を作成するためのアドバイス
- クライアントが楽曲デリバリーを誤ってしまった際のリカバリー
- 広告のランディングページ(遷移先ページ)の制作代行
参考1:【コラム】YouTubeの活用方法を理解する -アルゴリズムの構造を掴む-
参考2:【コラム】Spotify for Artistsの活用方法を深く理解する -プレイリストに入るためには?
参考3:【コラム】Spotifyプレイリストのフォロワーを増やす方法 -コンセプトと更新と外部流入の確保がキモ-
参考4:【コラム】楽曲の配信登録(デリバリー)には細心の注意を払うべき
このあたりをしっかり対応していないと、広告を通じてアーティストに興味を持ってくれたリスナーがファン化する前に離脱してしまう可能性が高くなってしまいます。穴の空いたバケツに水が流れるような状況にならないよう、事前の対策をサポートさせていただいております。
最後に
最後に当社の近況について簡単に書かせていただきますが、ありがたいことにお取引いただける会社さまが増えているため、正社員7名、業務委託13名と計20名のチームになりました。稼働量の増加に伴ってクライアントに迷惑をかけないよう、体制を整えることに全力を注いでいますので、今後とも当社・Gerbera Music Agencyをよろしくお願いいたします。
参考:Gerbera Music Agencyの近況、今後の方向性、現在求めている人材について
参考2:ALBATROSS海部洋に訊く、インディペンデントな活動を支援する広告施策と台湾バイラルヒットの手ごたえ
■当社のサービス資料を請求したい方はお手数おかけしますがこちらからお問い合わせをお願いいたします。
■当社に関する情報は主に以下Twitterから発信しています
- Gerbera Music AgencyのTwitter(@GMA_Tokyo)
- PlutoのTwitter(@Pluto_playlist)
- 代表者のTwitter(@konno108)
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