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お客さまインタビュー| ビクターエンタテインメント株式会社さま

2024.02.06

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SNSのトレンド変化やサブスクリプション・サービスの普及により、リスナーの行動がますます多様化するにつれ、お客さまのデジタル・プロモーション課題も年々複雑化しています。その中で当社Gerbera Music Agency(以下、GMA)が目指すのは、お客さまの課題解決に向けて、ともに取り組む「パートナー」です。

すでに音楽広告サービスの提供を通して、伴走させていただいている事例も多数生まれており、今回はその中からお客さまの声をお届けいたします。お話していただいたのはビクターエンタテインメント株式会社(取材時は株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントさま。2024年4月1日に社名変更)の川添華佳さまと本田羊さまです。


――:まずはお二方の業務内容をご説明いただけますでしょうか?

川添:私はA&R部の中でもAlternativeグループに在籍しています。フィジカルではなくサブスクリプション・サービスなどデジタル領域を軸にヒットを目指し、アーティストを大きくしていくことを使命とした、数年前に立ち上がったばかりのチームです。アーティストの発掘から楽曲の制作・宣伝までを担っていて、私は今4組ほど担当しています。

本田:私は制作部署ではなくデジタルプロモーショングループといって、弊社所属アーティストのデジタルマーケティング施策を全社横断的に立案する部門です。主に川添のようなA&Rスタッフと一緒に、アーティスト毎にデジタル領域のプロモーション施策を組み立てています。

デジタル領域のトレンドはどんどん変化していって正解が固定化しないので、トライ&エラー前提で色々なことにチャレンジさせてもらっています。アルゴリズムで自分の好きなものだけが流れるSNSの時代に、「みんなが知っている」ヒット曲を出すのは本当に難しい。毎日勉強しながら楽曲ヒットに向けて頑張っています!

写真左:川添華佳さま(A&R2部 Alternativeグループ)、写真右:本田羊さま(マーケティング本部 デジタルプロモーショングループ)

――:それぞれの立場から、デジタル領域のプロモーションに関わっていらっしゃいますが、今はどんなところに課題や難しさを感じていますか?

川添:私の担当には、まだ活動歴が浅く、無名のところを発掘して売り出していくフェーズのアーティストも多いです。だからゼロからステップアップさせるためのプロモーションはどうしたらいいかは常に課題としてあります。

またデジタルネイティブのアーティストが多く、中には日本よりも海外のリスナーが多いアーティストもいます。その状況で日本からどうやってアーティストをプロモーションするのか、日々試行錯誤しています。

本田:SNSから得られた反応をどのように読み取り、どのようなプロモーション施策につなげるのがベストかを考えることが難しいですね。例えばWeb広告は数字としての結果が分かりやすいのでどうしてもやった気になってしまうのですが、得られた反応の数の中で実際ファンになってくれそうな数がどれくらいかすごく読みづらい。デジタル領域で出てきた反応をどう読み解くべきか。その中で、デジタルプロモーションを最大化するためのコンテンツの作り方、施策を打ち出すタイミングなど、プロモーションのプランをどう立てていくかが難しいなと日々感じています。

――:世の中の潮流や、SNSのあり方、広告出稿の仕方も目まぐるしく変わっていく中で、そこを攻略する難易度は確かにますます上がっていますね……。

川添:特に今の新人はTikTokから火が付く人が多くて、数秒の投稿でユーザーの心を掴まないと離脱しちゃう。その傾向を見ていると、果たしてフル尺のMVをつくってYouTubeで公開することが、今の時代正しいのかという疑問も出てきます。TikTokに狙いを定めて、YouTube Shortsも絡められるショートコンテンツを充実させた方がアーティストによってはいいんじゃないか……とか。

ここ数年はコロナ禍だったこともあって、新人発掘をするのもライブ会場だけではなくスマホでとにかくTikTokやYouTubeを見漁る生活になっていました。現在はライブも再開したので、また新しいバンドもたくさん出てきましたが、今ではTikTokを使うのもうまいハイブリッドな若手バンドまで現れているので、時代の変わり目を感じます。

本田:今のエンタテインメント全体の傾向としても、短い、内容が理解しやすい、どういう人に向けているかわかりやすいとか、インスタントなポイントが重要視されていますが、それだけでもダメなんですよね。ちゃんと堀りがいがあったり、考察する余地があるものじゃないと楽しめない。

「インスタント」という言葉でいうと、カップラーメンと近いかもしれないです。(笑)。3分で食べられておいしいのに、全然飽きないように計算され尽くされていて、バリエーションもある。この情報過多の世の中でとっつきやすさと、味わい深さどちらもあるものを、音楽の領域でつくっていかなきゃいけない大変さがあります。

――:そんな中で当社にお声がけいただき、あるネットアーティストのシングルリリースに際してInstagramストーリーズ広告を初実施したのは2023年2月でした。ご依頼のきっかけを教えていただけますでしょうか?

川添:GMA(Gerbera Music Agency)代表の金野さんがIMCJ(一般社団法人Independent Music Coalition Japan)主催の講座で登壇されていたんですよね。その時にGMAさんが行なっているSNS広告の特徴を話されていて、広告動画も編集していただけるし、配信終了後も詳細なレポートを出していただけると聞いて興味を持ちました。他の代理店さんはマス広告含めたいろんな広告サービスを取り扱っている中で、SNS広告も実施しているところが多い印象でしたが、GMAさんはWeb広告かつ音楽領域に特化されているので、より専門的にやってくれるんじゃないかという期待もあり。

また海外へのアプローチも得意だということで、先ほど申し上げたように海外にどうプロモーションするかというアーティストの課題も相談できそうだなと思って、問い合わせさせてもらいました。

――:実際に効果を実感したのはどんな部分でしたか?

川添:この初回のお取組みにおいて、GMAさんの実績の中でも歴代2位くらいの高パフォーマンスを発揮したというフィードバックをいただきました。実際にSpotifyのフォロワー/リスナーや、Apple Musicの再生数も着実に伸びましたし、効果が目に見えてわかることがすごいと思いましたね。これ以降何度も依頼させていただきましたが、曲によってこんなに傾向が違うんだとか、今まで全くリスナーがいなかった国から反応があったとか、実施するたびに発見があって面白いです。

――:川添さまはこの一年で複数回、本田さまも現在進行形で広告配信を実施いただいていますが、当社のサービスのどこを気に入っていただいてますか?

川添:まずは広告のパフォーマンスを初動と中間のタイミング、最終のレポートで細かく報告してくれますが、エリアごとの予算を変更しましょうとか、現状最も反応がいいこの広告動画に注力しましょうとか、配信している途中でも調整ができることですね。今までは予算と設定内容を決めて代理店さんにお願いしたら、あとは広告配信終了後に結果の報告が来て終わりということも多かったので驚きました。

もう一つが「Instagramストーリーズ広告の遷移先にするLinkfireに設置するSpotifyのボタンは楽曲のページではなく、フォローボタンがあるアーティストページにした方がおすすめです」みたいなアドバイスをたくさんいただけること。実際に教えていただいたことを取り入れたら、この一年でSpotifyのリスナー数が約2倍になり、100万人を超えたアーティストもいるので、本当にありがたいです。

あと大前提として担当者の方のコミュニケーションもスムーズ。案件でご一緒する前からそのアーティストのことが好きと言ってくれたのが嬉しかったです(笑)

本田:担当者の方のやりとりの素晴らしさは私もすごく感じています。単に依頼した内容と預けた予算をこちらがオーダーした通りに消化するのではなくて、狙いたい目的とやりたい施策内容に対して、理由と共にちゃんと意見をぶつけてくれる。ちゃんと考えて提案してくれているんだなと感じるので信頼に結びついています。

――:広告の反応を受けて、今後の施策やクリエイティブにフィードバックされることなどはありましたか?

川添:Instagram広告用に作っていただける縦型動画も、今までだったらサビ部分でつくったものを配信していましたが、GMAさんでは複数つくってABテストにかけながら配信していたので、こちら側でクリエイティブをつくる時もいろんなパターンを用意しておくようになりました。一番反応がよかった動画もレポートでまとめていただけるので、それを活用して同じく反応が高かった国の言語に翻訳した歌詞の字幕を動画に載せた上で、TikTokに投稿してみるとかもよくしています。それでまたエンゲージメントが伸びたら、Spark Adsの広告を依頼させていただいて次につなげていく。GMAさんのサービスを通じて、いいサイクルができています。

――:身に余るありがたいお話をたくさんしていただきましたが、最後に当社GMAに今後期待することや要望などはありますでしょうか?

川添:これからも私たちはいいコンテンツをつくってユーザーの反応をうまくつくり、そこにGMAさんの広告で相乗効果を生んでいく。この連携を深めていきたいですね。将来的な希望で言えば、もっとSpotifyに直接出稿できる広告や、各国で異なるそれぞれの現地で効果的な広告のような、さらに専門性の高い広告手法を取り扱っていただけると面白いと思います。

本田:弊社だけではなく他社さんの案件も多数実施されているGMAさんは、第三者の立場だからこそ、私たちよりたくさんの成功や失敗事例の知見が溜まっていると思っています。なので私たちには遠慮せずにどんどん突っ込んだ意見が欲しいですね。

「別のやり方がいい」、「この予算額だったらあまり期待できないのでいっそやらない方がいい」とか。そういう判断って意外と自分たちだと出来ないので。冷静かつ率直な意見をいただけるとありがたいです。これからもよろしくお願いします!

最後はお二人の案件を担当している当社黒滝も入り記念撮影。

■第2弾のお客さまインタビューはこちら
お客さまインタビュー| 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズさま

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取材・執筆:峯大貴

撮影:塙薫子

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