音楽を通したSDGs施策/企業メセナのアイディア 3種を紹介

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SDGsを意識した活動が求められる現代の企業。メセナを含む芸術文化の支援には社会的な意義があります。

この記事では、音楽を通してSDGsプロジェクトをおこなうアイディアをいくつか紹介します。

オリジナルBGM楽曲制作/ストリーミング配信

企業ができるアーティスト支援の一つに、楽曲制作があります。制作費を支払い、オリジナル楽曲の制作を依頼します。特にBGM楽曲は、宅録形式でスタジオを借りずとも個人で制作できることが多いことから、膨大な制作費がなくとも依頼しやすいでしょう。

昔はCDなど形のあるリリースが主流でしたが、今はSpotifyやApple Musicなどのストリーミングサービスを通して、手軽に全世界へ配信することができます。配信手数料が無料のサービスもあります。

そのため、アーティスト側が各権利を持ったまま、再生されれば再生されるほど収益を受け取る仕組みを作ることができます。もちろんアーティストへの配分比率を多くすべきですが、運営費として何割か頂く金額を、企業は寄付や他の活動資金として活用することができます。

これは、YouTubeなど動画プラットフォームでの広告収入でも同じ考え方ができます。企業が初期の制作費を支援し、一緒にPRを行い、再生数が増えれば企業・アーティスト共に還元収益が増えるという仕組みです。

リスナーにとっては、ナイスな音楽を支援している企業！という好印象や新しい認知に繋がるでしょう。他キャンペーンと繋げることで、具体的なアクションへの誘導もできるでしょう。

事例

• チューリッヒ保険会社による『Green Music produced by Zurich』。気候変動の問題をともに考える契機としてオリジナル楽曲とアニメーション映像をYouTubeチャンネルで発信。
• テーブルウェアブランドKINTOは、ブランドや商品の世界観を表現するオリジナル楽曲を配信してストリーミング配信。収益をアーティストに還元。

ライブイベント

新型コロナウイルスを受けて、ライブ業界は大きなダメージを受けました。オンラインライブという新しい形も生まれましたが、リアルの場の感動には勝らない部分もあります。

音楽イベントは、準備の大変さに比べて、よほど多くの集客ができない限りチケット料金からだけでは十分な収入を得られにくいという特徴があります。イベントを開催するのはお金のためではない、と言いつつもお金がないと継続が難しいのが実情です。

そのため、企業がスポンサーとして音楽イベントを応援することは、音楽の場を増やすことにとっても重要な意味を持つと考えます。

SGDs文脈は様々な形で持たせることができるでしょう。例えば、会場を重要文化財や地方、また病院や福祉施設で開催することで、場所や参加者の支援に繋がります。また、ライブの途中にトークコンテンツを挟むなど、イベントの作り方を工夫することもできるでしょう。

事例

• 弊社が運営するプレイリストメディアPlutoの企画で、東京・池袋の重要文化財『自由学園明日館』でライブイベントを開催した。会場費は文化財の保存費用に充てられる。
• ヤマハは「おとまちプロジェクト」を実施しており、音楽を通した街づくりとして地域活性に貢献することを目指している。

プレイリスト制作

プレイリスト制作も十分な手段になり得るでしょう。音楽プレイリストには複数のアーティストが一度に関わり、また再生される度にアーティストに収益が還元させるためです。

プレイリスト自体が健康や働きやすさを支える存在になることもできます。また、プレイリストのテーマをSDGsに合わせるーー例えば「南米の森林を想像する音楽プレイリストから、地球環境問題を考える」など、音楽を通してSDGsへ意識を向けさせることもできるでしょう。

事例

• USENは、BGMを通して健康や教育、オフィス、子供など様々な環境・空間を豊かにし、より良い社会に貢献することを目指している。
• Spotifyは、「プライド月間」において「Claim Your Space（自分らしさを追求しよう）」がテーマの10のプレイリストを公開した。

音楽を通したSDGs施策のご相談について

GMAでは、ブランドプレイリスト制作を中心に、音楽を通した広告施策を得意としています。

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