企業ポッドキャストは音声編集/整音で聴きやすくなる！ノイズ処理や音圧調整など流れを紹介

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毎年のように利用者が増えているポッドキャスト。弊社Gerbera Music Agencyでも関わらせて頂く企業ポッドキャストが増えてきました。

ポッドキャストの音声編集部分のみを依頼されることも増えていることから、この記事では音声編集/整音の具体的な流れについて紹介します。

前提：いい音質は、いい収録環境から生まれる

ノイズが気にならず、声が明瞭で聴きやすいポッドキャストは、自然と最後まで聴かれる割合が高くなります。せっかく配信するなら、綺麗で”いい音質”を目指した方がお得です。

しかし、整音/ノイズ処理作業を繊細に施しても、元々の収録データに大きなノイズが含まれていれば、完全に聴きやすくすることは難しい場合もあります。編集よりも収録の工夫が”いい音質”をつくるとも言えます。

• 録音機材：マイク、マイクスタンド、ポップガード、ミキサー、PCなど
• 音量：ピークを超えないように大きめに。話者ごとの音量を均一に
• 音環境：周囲の騒音が少ない場所で。マイクが拾う音に椅子や服の音にも注意。

音声編集の流れ

弊社のような音声編集を行う外部の人に依頼する時、主に以下の流れになるでしょう。「こういう修正をして欲しい！」という編集イメージを具体的に伝えると、よりイメージに合う音に仕上がります。

• 音声データの受け取り
• 編集イメージのすり合わせ
• 編集
• 確認/お戻し/修正
• 納品

音声編集の内容

音声編集は、希望する編集イメージや、作業する人の考え方によって様々な方法があります。ここでは一般的に行う編集内容について紹介します。

尺

収録した音声ファイルの尺のままにするのか、一部分をカットして短くするのか、など尺の方針を決めましょう。内容にもよりますが、30分以内など短いエピソードの方が再生完了率が高い傾向があります。

構成

収録したファイルを元をどう編集していくかを決めましょう。ファイルが複数に分かれている場合や、ジングルを挟む場合などは組み方を指示しましょう。

カットして欲しい部分や自主規制音（ピー音）を入れたい場所などは、「●分●秒から●分●秒まで、●●さんが〜〜について話している部分はカット」など具体的にすり合わせましょう。

他にも、変に空いてしまった間を詰める・詰めないという指示や、話し手が複数人いる場合に声が被った場所で片方の声を消す（個別データの場合のみ）など、様々な編集が可能です。

ノイズ処理/整音

ノイズには様々な種類があります。メインである人の声を損ねないようにしつつ、ノイズを軽減する処理を行っていきます。

• 人が聞こえない周波数の音をカット
• 突如入ってしまったノイズのカット
• 気になる歯擦音の軽減
• 「サー」っという背景ノイズの軽減
• 声の明瞭化

BGM

ポッドキャストの雰囲気に合わせて、背景BGMを追加しましょう。敢えて無音にする場合もあります。

音量/音圧

録音時の音量が小さい場合、大きく調整します。全ての音を均等に上げる時もあれば、コンプレッサーなどを使って音を均一にしながら、より聴きやすい状態を目指すこともあります。

他のポッドキャストと比べて音量が小さくならないように、音圧を調整することもあります。リミッターを使ってピークを超えないようにしつつ、マキシマイザーなどで音圧を上げます。

スケジュール

弊社は音楽関係者（PA/宅録アーティスト/レコーディングエンジニア等）との繋がりが強いことから、短納期や複数本の編集ご依頼でも、事前のご相談があれば希望納期に合わせて制作体制を準備することが可能です。

通常30分のポッドキャストエピソードを編集するには、約3倍の編集時間と最終的なチェックの合計4倍の時間がかかります。一言一句を確認し、出演者の個性も想像しながら細かい部分の編集を行います。

しかし、お急ぎの場合は全部のトーク内容を聴かずに、波形を見て調整を進めることも可能です。ご希望に応じて対応させて頂きます。

お気軽にお問い合わせください！

ポッドキャストの企画/制作はもちろん、配信作業や音源編集のみも承っております。そのほか、Spotifyブランドプレイリスト制作など、音楽とコラボレーションした企業のマーケティング活動支援を得意としております。「Spotifyとは？」から丁寧にお答えしますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。