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音楽業界特化型のデジタル広告サービスを提供している、Gerbera Music Agency(以下、GMA)。当社では2023年12月現在20名(業務委託含む)が勤務しているが、本稿では実際に業務を行っているメンバーにそれまでのキャリアや、入社のきっかけに社内風土。また仕事のやりがいについて話を訊いた。今回登場していただくのは音楽広告事業部のマネージャー太田さん。GMAではどんな人がどんな想いで働いているの? と少しでも知ってもらえれば幸いです。
――:GMAでのキャリアと現在の業務内容を教えていただけますか?
太田:2020年に業務委託で入社し、翌年正社員として入社。一時産休を取った後、今年の6月からマネージャーとして復帰しました。今はSNS広告運用を通してアーティスト活動の支援を行っている音楽広告事業部のメンバーのフォローや全体をまとめる業務を行っています。
――:GMAに入社される前はどんなキャリアを積んできましたか?
太田:高校を卒業した18歳でコンサート業界の会社に入り、舞台監督をしていました。アーティストや演出家が決めた公演の内容を受けて、照明、大道具、音響などの裏方さんや、アーティスト本人や演者まで、関わる人たちみなさんと連携を取って、滞りなく進行と整理をする現場仕事ですね。国内のコンサートを扱う企業の中でも歴史のある会社なので、歌謡曲やニューミュージックなど大御所の方のコンサートを扱うことも多かったです。
――:コンサート業界での経験が、今に活きていることはありますか?
太田:現場の肉体労働でしたし、労働時間も長いので大変でした。また関わる裏方さんは昔ながらの職人気質の方も多いから厳しくて。だから何があっても動じないメンタルは身につきました(笑)。あとはアーティストの方と直に打ち合わせをする機会もたくさんあったので、どんな人でも冷静にうまく受け答えできるスキルはついたかなと思いますね。
――:前職ではどれくらいの期間働いていましたか?
太田:4年ほどです。音楽業界でずっと働いていたかったんですが、その後のキャリアを考えると、もう少し広がりのある仕事をしてみたかったし、そもそも前職も雇用形態としてはフリーランスの業務委託でした。だからある程度仕事もできるようになったし、またやりたくなったら戻りやすい業界でもあるので、別のことをしようと思ったんです。
――:その後どのような行動をとりましたか?
太田:次の定職を探す前に、ずっと行きたかった世界一周バックパッカーの旅をしました(笑)。数年海外で過ごしていたんですが、コロナ禍になって永住ビザもなかったので仕方なく帰国。その後も収まる気配がないから、日本で再就職しようと思って出会ったのが当社です。
――:GMAとはどんなきっかけで出会いましたか?
太田:「音楽 広告」でGoogle検索したらかなり上位に会社ホームページが出てきました。また、その頃の会社ブログにはSpotifyについて複数回言及があって、日本では当時はまだ珍しいSpotifyに注力している会社なんだと認識したんです。私が海外に行く前は、日本で今ほどサブスクリプション・サービスも普及してなかったし、まだCDの売上で勝負している印象でした。そこから海外に出てみると本当にみんなSpotifyを使っている。欧米はもちろん、日本より所得水準が低い国々でもすでにスタンダードになっていました。そこで世界的な音楽の流れを感じたんですが、日本に帰ってきたら、このコロナ禍でようやく普及が進んできたというくらいの印象。音楽業界全体もまだどう対応していくのか模索しているようだったので危機感を持ちました。
――:その危機感の解決することを目指している会社だったことが、志望動機にも繋がったのでしょうか?
太田:そこは大きいですね。せっかくだったら音楽ビジネスの最先端をリードするようなデジタルに強い会社に入りたかったし、私の性格的にも環境やルールがしっかり整備された大手の会社よりも、仕事の裁量の幅が大きいところの方が合っていると思っていました。その軸で仕事を探していた時に金野のブログを見つけて、「こんな人がいるんだ!」と驚いて、コンタクトとってみたんです。
――:実際に入社されてみて、ビジョンや業務内容、社風など、ギャップはありましたか?
太田:それほどネガティブなギャップはなかったです。しいて言うなら私が思っていたよりもベンチャーでした(笑)。少人数だし、基本的にリモート勤務だし、業務フローや社内ルールなど整っていない部分もまだたくさんある。そしてどんどん変わっていく。でも私が提案して決めてもいいんだということなので、苦には思いませんでした。
逆にいいギャップとして労働環境がいいことには驚きましたね。私も子どものお迎えがあるので業務時間は8時~17時。子どものことで突然用事ができることもありますが、快く送り出してくれる。そんな私が管理職としてやっているので、子どもがいたりや介護などで働き方を制限している人も活躍できる風土が整っていると思います。
それでなくても社員はとにかく音楽好きな人ばかりだから「この日はライブに行くので、早く退勤します!」と勤務時間の変更も柔軟に受け入れられている。そのためにお互いの不在期間は率先してフォローし合っているのが働きやすいところだと思います。
――:その労働環境の良さは、いわゆるベンチャー企業によくある働き盛りなイメージとは少し違いますね。
太田:事業内容や会社の規模で言えば、まさにベンチャーなんでしょうけど、働いている人たちの性格はあまりベンチャー気質ではないですね。やさしくて穏やかな人が多いのも今の当社の特徴かもしれません。
――:GMAで働くには、どんな人が向いているか、また太田さんはどんな人と一緒に働きたいと思いますか?
太田:代表の金野はいつも一緒に働きたい人の3か条として「熱い」「賢い」「気持ちいい」と言っていますね。そこに加えて私は、会社として未成熟な部分をすごいスピードで整えているフェーズなので、そこに苦痛を感じず、裁量が大きいことやゼロからイチをつくることを楽しめる人が向いていると思います。あとはやっぱり音楽に対して熱い気持ちがあること。これが一番大事ですね。
――:音楽への熱い気持ち!一番大事と仰る理由をもう少し具体的に教えていただけますか?
太田:自分が好きだったアーティストのSNS広告を担当する機会もあるので、そこでやりがいを感じられることも、もちろんあります。その一方で自分が今まで知らなかったこれからデビューするような新人でも、ゼロからファンベースをつくり上げていく過程に直接関わることも多い。そこにやりがいを見出せたり、応援したい気持ちがある人だったら、当社の仕事はすごく楽しいと思います。Spotifyの月間リスナー数100人から数10万人まで伸びて、それを一緒に喜べるわけですから。
――:単にお客さんから仕事を請け負う「代理店」ではなく、何とか担当アーティストの音楽を広げたいと前のめりにコミットする気持ちということですね。しかもその姿勢の根っこはGMAのメンバーがとにかく「音楽好き」である。
太田:そうだと思います。だからお客様のやりたい広告をただ運用するのではなくて、アーティストにとってなにがいいことなのかを自分で考えて、提案している人も多い。これはすごいことだと日々思っています。
――:最後に、今後の太田さんのGMAにおけるミッションを教えてください。
太田:今年からマネージャーになったので、お客様に私が直接相対して喜んでもらうことよりも、働いているメンバーが日々楽しく仕事をしてくれたり、当社で働いていることに誇りを感じてもらえるような環境をつくることだと考えています。音楽が大好きなメンバーが、自社の仕事を通して、音楽に対して何か成し遂げることができたら、きっとすごい喜びに繋がると思っているので。
▼Gerbera Music Agencyの採用に関する情報はこちら
https://gerbera-music.agency/recruit/
▼音楽広告事業部 リーダー 黒滝のインタビュー記事はこちら
https://gerbera-music.agency/blog/staff_interview02/
▼当社の事業内容、戦略、今後の方向性、求める人材像に関するブログはこちら
https://note.com/konno108/n/nb01c17ce9800?sub_rt=share_h
取材・執筆:峯大貴
撮影:塙薫子
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