音楽プレイリストで表現できること。活用方法/種類を5パターン紹介

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“プレイリスト”は、特定の切り口で編集された複数の楽曲のまとまり。リスナーはプレイリストを通して新しい音楽に出会うことも多いでしょう。

この記事では、音楽プレイリストが何を表現するために使われるか、5つのパターンを紹介します。

特定の属性を深く知る

最も作りやすいプレイリストは、同じ属性の楽曲を集めたものです。特定のジャンルや言語・国・人物などを軸に制作されたプレイリストを「コンテンツベースプレイリスト」と呼ぶこともあります。

例えば『JAPAN NEW CALM』プレイリストは、「穏やかな音楽の新譜」を毎月更新しています。

モダンジャズの楽曲を集めるもよし、インドの民族音楽を集めるもよし、大好きなアーティストのベストソングを集めるもよいでしょう。

特定の属性でまとめることで、その属性に興味があるリスナーにとって十分に楽しめるプレイリストになるでしょう。検索でもヒットしやすいとも言えます。

シチュエーションを体験する

プレイリストならではの面白い部分は、新しい切り口で音楽の楽しみ方を提案できること。特定のシチュエーション/ムードなどを軸に制作されたプレイリストを「文脈ベースプレイリスト」と呼ぶことがあります。

例えば『Creative Trip』プレイリストは、「クリエイティブワークのお供に」というテーマのもと選曲されています。ミニマルな電子音楽やLo-Fiビートを中心に、創作活動に集中できたり、インスピレーションが湧くことを意識されています。

音楽は、何か別の作業をしながら聴くことができます。そのため「●●する時に聴いてほしい楽曲」という切り口で、多くのプレイリストが制作されています。

ドライブで聴きたい曲。掃除をしながら、勉強しながら聴きたい曲。朝の散歩に、秋の気配を感じながら、星空を見上げながら・・。日常生活の全てがシチュエーションの案になると言ってもよいでしょう。

ブランドにとっては、アピールしたい商品の利用シチュエーションを想起させるプレイリストをつくることで、音楽と一緒に商品を楽しむシチュエーションを体験させることができる、とも言えます。30曲2時間のプレイリストの場合、イベント1回分くらいの体験価値を提供しているのです。

ルーツを追う

人やブランドが影響を受けた・関わってきた楽曲を紹介するとき、プレイリストは役立ちます。曲順も踏まえてストーリーを伴うプレイリストを表現することができます。

例えば、音楽とも関わりが深いファッションブランドのリーバイスは、ブランドの周年企画としてインタビューを連載。各アーティストの原点となった楽曲をプレイリストにして発信しています。

ルーツ紹介の場合、ポッドキャストを活用する手もあります。SpotifyのMusic+Talk機能を使うことで、プレイリストとポッドキャストを共存させることができ、影響を受けた楽曲を流しつつ、どういう部分に影響を受けたかのトークも聴くことができます。

価値観/世界観を感じる

プレイリストは、チームやブランドの価値観/世界観を伝えることにも役立ちます。文字や画像とは違う形で、音楽によって質感やムードなどセンスを共有することができます。

プレイリストメディアPlutoは『Pluto Selection』として、隔週更新でおすすめ楽曲を更新しています。多くのメディアがおすすめ楽曲プレイリストを発信していますが、選ぶ人によって曲が変わることから、メディアごとのカラーの違いが表現されています。

ブランドの場合は、ブランド全体の世界観であったり、個別商品のテーマ、また店舗空間のムードなど、オンラインで音楽を通して雰囲気の共有を実現できます。

特別な日に浸る

イベントと合わせてプレイリストを発信することも多くあります。プレイリストは、特別な日を待ち望み、当日は一緒に楽しみ、終わった後は追体験できる存在になります。

デジタルアート展示『昭和百年展』に合わせて制作されたプレイリストは、展示参加者にとっては作品により没入できる存在になりました。また遠方で展示に参加できない方が、音楽を通して雰囲気を楽しむこともできました。

アーティストの特定のライブのセットリスト公開や、フェスの参加者の楽曲をまとめたプレイリストもあります。プレイリストは1~2時間ほどの時間を通して、特別な日に浸ることができるのです。

プレイリスト制作について

GMAでは、特定の文脈に合わせたプレイリスト制作を得意としています。また、プレイリストメディアPlutoでは、毎週のように様々なプレイリストを発信しています。

ブランドプレイリスト制作の流れや事例をまとめた資料を無料でお渡ししているので、ご希望の方は資料請求ページからご連絡ください。