2020年10月を以て、Gerbera Music Agency合同会社を設立してから5年が経ちました。

2020年は昨年の3倍の売上を見込んでおり、クライアントは7社から28社に拡大しました。営業活動はほとんどしておらず、新規案件はほぼ全て既存のクライアントさまから紹介いただいています。本当にありがたいです。

今回は、今年弊社の事業が拡大されていったプロセスについて書きます。

▼前回の記事はこちら
DIYアーティストのサポートをやめる。という決断をしてから2年が経ちました
https://gerbera-music.agency/course-of-action-2019

GMA

 

<目次>
1. 海外向けのプロモーションが事業拡大のきっかけに
2. Instagram広告でクライアントアーティストのSpotify月間リスナー/フォロワーが急増
3. Plutoは国内屈指のプレイリストメディアに成長
4. 今後について

1. 海外向けのプロモーションが事業拡大のきっかけに

総括するにはちょっと早いですが、2020年はTikTokの存在感が大きく増した年になりました。
瑛人、Rin音、YOASOBI、yama、Tani Yuuki、もさを。、りりあ。、ズーカラデル、オレンジスパイニクラブ、川崎鷹也、BLOOM VASE、salem ileseなど、TikTokでのバズをきっかけにストリーミングで存在感を高めたアーティストが続出し、その何組かは地上波の音楽番組にも出演しました。伴って、弊社クライアントからもTikTok攻略を強く意識する会社が出てきました。

そうした状況を横目に見ながら、弊社が2020年に最注力してきたのは高精度のターゲティング広告を通じた海外リスナー向けプロモーションです。「海外進出」と言うとだいぶざっくりしていますが、具体的には以下の地域のリスナーに向けた広告を指しています。

東南アジア:インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、台湾、香港など
南米:ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、チリ
欧米:アメリカ、ロシア、トルコ、カナダ、スペイン、ドイツ、フランスなど

これら地域のリスナーに向けて、クライアントアーティストの広告をどれだけ高精度で見せることができるか? それを追求し続けたのが弊社の2020年でした。

ちなみに、「高精度ターゲティング×海外への広告配信」という組み合わせを追求しようと思ったきっかけは、2019年5月に翻訳した以下の記事です。

▼「ニッチ」は新しいメインストリームである
https://www.evernote.com/shard/s251/sh/87c2d0ce-2d12-4945-a440-ef4707d3a764/4086481710936e525ac2b7af8978cfb6

ハイパーターゲティング広告と呼ばれる、オーディエンスデータに基づいてパーソナライズされたデジタル広告。これが新しいタイプのヒットを生み出していることを知り、自社のサービス内容に加えたいと考え、地道に取り組んできました。

具体的な内容は伏せますが、試行錯誤を続けていたなかで、ハッキリと効果が実感できたのは2020年4月でした。クライアントアーティストが広告を通じて多数の海外ファンを獲得し、大きな可能性を感じました。可能性を感じたのはクライアントも同様で、以降もハイパーターゲティングを利用したInstagram広告/YouTube広告を依頼いただくことが増えました。その後、クライアントから新規のクライアントを連鎖的に紹介いただけるようになり、9月末時点で担当した広告キャンペーンが100件を超えました。

こうした経験を経て、最高の営業活動はクライアントに成功体験を積んでもらうことだと、ハッキリと自覚しました。

2. Instagram広告でクライアントアーティストのSpotify月間リスナー/再生数/フォロワーが急増

上記プロセスの中で、Instagram広告がSpotifyと相性が良いことに気づきました。

広告配信中のクライアントアーティストの月間リスナー数/再生数/フォロワー数が広告配信期間中に急増したのは一度や二度ではありません。

ちなみに、なぜ広告の遷移先をスマートリンクではなくSpotifyのみにしているかと言うと、Spotifyが最もアルゴリズムを攻略しやすいDSP(Distribution Service Platform/デジタル音楽配信事業者)だからです。広告から得られる多数のトラフィックを利用してクライアントアーティストの楽曲がアルゴリズムプレイリスト、エディトリアルプレイリストへリストインし、さらに多くのリスナー数/再生数を獲得する。そんな案件が増えました。

また、Spotifyはアーティストのプロフィールページのカスタマイズ性が高く、アーティストのカタログ全体を視聴してもらいやすいDSPです。カタログ全体を視聴してもらいやすいということは、すなわち1リスナーあたりの視聴数を高めやすいということです。複数楽曲視聴を促してアーティストのことを好きになってもらい、できるだけ毎日楽曲を聴いてもらう。そうしたサイクルを実現してアルゴリズムプレイリストへのリストイン数を増やしていきました。元Spotify/現arne代表の松島さんの言葉をお借りすると、「一過性ではなく、長く愛されるファンベースをつくる」活動をクライアントと地道に行ってきました。

▼参考:長く愛されるために ~音楽ストリーミングが導く新しいファン設計~
https://note.com/komatsushima/n/n315256f3fea7

3. Plutoは国内屈指のプレイリストメディアに成長

上記のような経験を通じて、Spotifyのオーディエンスデータを活用したデジタル広告に大きな可能性を感じたため、「これはプレイリストのプロモーションにも応用できるのでは?」という仮説を持ちました。実際にプレイリストの広告を配信してみたところ、これまででは考えられないようなペースでフォロワーが伸びていきました。広告配信前のPlutoの全プレイリストのトータルフォロワーは5300人でしたが、2020年10月現在はその11倍近くまで成長。国内のプレイリストメディアの中でも屈指の規模になったのではないかと思います。現在はクライアントが所有するプレイリストのプロモーションも行っています。

また、海外のレーベル/事務所/アーティストから寄せられるサブミット(≒楽曲提出)の数も500を超え、それら楽曲の中から特に良い楽曲を厳選したインディープレイリストを作成するに至りました。恐らく、こういったタイプのプレイリストをつくっているのは国内ではPlutoだけなのではないかと思います。

4. 今後について

弊社の活動目的は「日本人アーティストがグローバルに活躍できる環境をつくること」です。今後もその軸はぶらさずに活動していきます。

まだ新規でお取引を開始したクライアントも多いため、できるだけ多くのクライアントに成功体験を積んでもらえるよう、提供サービスの品質をできるだけ向上してきます。また、金野の業務量がだいぶ逼迫してきているため、チームのメンバーとの協力体制をさらに強めていきたいと思います。

今後ともGerbera Music Agencyをよろしくお願いいたします。

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