Detail
ブランドプレイリスト施策の実施にあたり、どのように効果を検証すればよいか悩むことは多いでしょう。
この記事では、定量・定性の両面からいくつかの検証方法を紹介します。
定量評価
プレイリストのフォロワー数
「●人がいいね!」と表示されている人数が、プレイリストのフォロワー数です。
この数は再生数ではなく、「このプレイリストをまた聴きたい!」と思った人がお気に入りに保存した数、と考えてください。
公開プレイリストであれば、限定公開であってもプレイリストをフォローすることができます。非公開プレイリストはフォローすることができません。
PRの規模にもよりますが、著名人がセレクトしたプレイリストには初速から500以上のフォロワーがつき、その後も5,000以上などフォロワーが増えていくことは珍しくありません。
配信楽曲の再生数
キャンペーンに関連するCM楽曲や、オリジナル楽曲をディストリビューションサービスを通してSpotifyなど音楽ストリーミングサービスに配信することができます。
自ら配信した楽曲であれば、音楽ストリーミングサービスでの再生数を計測できます。つまり、プレイリストに配信楽曲を含めることで、擬似的にプレイリストの再生数を計測することができるのです。
配信ポッドキャストの再生数・リスナー数
楽曲と同じ考え方は、ポッドキャストにもできます。キャンペーンに合わせてオリジナルポッドキャストを作成し、Anchorを経由して配信することで、再生数やリスナー数などの数値を取得することができます。
擬似的なプレイリストの再生数を計測できるほか、リスナー数からリピート再生数も概算で算出することができます。
エンゲージメント(※SNSキャンペーンの場合)
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みんなのだいやめどきミュージック #キャンペーン 実施中!
素敵な #プレゼント が抽選で当たります🌟
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9/30(金)17時まで🗓【応募方法】
①@hamadasyuzou をフォロー。
②「#だいやめミュージック」をつけておすめの曲
(アーティスト名+曲名)を投稿。— 【公式】濵田酒造(はまだしゅぞう)焼酎メーカー (@hamadasyuzou) September 1, 2022
SNSキャンペーンの場合は、投稿に対するいいね数・RT数・返信数、そして楽曲応募数などもエンゲージメントの評価として計測できます。
楽曲応募型のキャンペーンの場合、募集期間やインセンティブにもよりますが、参加数が200を超えると十分と思います。
総接触時間
企業のマーケティング施策を横断して評価できる指標の一つに、総接触時間があります。
例えばWEB広告で1万クリックを集めたとしても、サイトの平均滞在時間が10秒など短ければ、体験価値としてはあまり意味を成さないと言えるでしょう。
プレイリストの場合は、擬似的な再生数やリスナー数を算出できれば、プレイリストの合計時間を踏まえて総接触時間を算出することができます。
特に、毎月更新するようなプレイリストだと、何度も再生してくれている可能性が高いので、ブランドが提供するシチュエーションを体験する時間がとても長く、また同じだけブランド想起のタイミングがあると考えられるでしょう。
音楽は感情に、記憶に訴えることができるアプローチです。数時間のイベント体験がずっと心に残ることもあります。
定性評価
リスナーの反響
#昭和百年展
プレイリストの選曲がめちゃ良い
見に行った後も楽しめるの良いhttps://t.co/8lEvoiX7aQ— トンかじゅ🐷 (@KjMr111) March 27, 2022
プレイリストに対しての感想を、SNSで集めることができます。
「センスよい!」「{ブランド名}やるじゃん」「何度も聴いてる」など、嬉しいコメントが多く集まっていれば、ブランドへの好感度が表れている証拠。施策効果として評価してよいでしょう。
アーティストからの発信
三菱鉛筆”ONLINE STUDY ROOM”内のプレイリストに「#EVERBLUE」「 #産声」が収録されています!
勉強のお供にぜひお聴きください🎧
▼ #いつめんhttps://t.co/0c61KRDzKZ
▼ #彼氏と勉強会https://t.co/WBJkIfpdzf@mpuni_official@mpuni_campaign#今日の勉強時間#Omoinotake pic.twitter.com/IWyXLPZnNb
— Omoinotake (@Omoinotakey) February 18, 2022
アーティスト側からも、プレイリストに楽曲が含まれたことを自主的に発信いただけることがあります。
アーティストのファンにもプレイリストが届けられることから、自然な形で施策のPR効果が見込めます。また、アーティストによるブランディング効果も見込むことができるでしょう。
社会的意義
様々なマーケティング施策が考えられる中で、プレイリスト施策を選択することには、社会的な意義があります。
プレイリストが再生されることは、アーティストが新しいファンに出会うきっかけをつくります。そして再生数は収益となってアーティストに還元されます。
SDGs施策のように地球を救うものではないかもしれませんが、企業が音楽文化を応援している姿勢を示すには十分な選択肢であると考えます。
特にプレイリストは20〜30の複数のアーティスト楽曲をセレクトするため、メジャーアーティストに限ったタイアップではなく、インディーアーティストをフックアップするような役割も果たすことができます。
またプレイリストは、テーマにより新しい音楽の楽しみ方を提案できる存在です。どんな企業でも生活者の豊かな暮らしを願う中に、音楽のある生活がきっとあるのではないでしょうか。
ブランドプレイリストのご相談について
GMAでは、リスナーに新しい出会いを届ける切り口のプレイリスト制作や、アーティストからも発信したくなるようなレーベル側とのコミュニケーション、更には楽曲配信代行やポッドキャスト収録、イベント制作などもおこなっています。
キャンペーン設計の段階から、全体企画をご提案いたします。ブランドプレイリスト制作の流れや事例をまとめた資料を無料でお渡ししているので、ご希望の方は資料請求ページからご連絡ください。
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